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2年連続日本一に王手 埼玉ワイルドナイツが東京ベイに快勝で決勝へ

2022年5月28日 12:00
2年連続日本一に王手 埼玉ワイルドナイツが東京ベイに快勝で決勝へ
勝利を喜ぶ埼玉ワイルドナイツメンバー(写真:7044sueishi/アフロ)
5月22日(日)に東京・秩父宮ラグビー場でジャパンラグビーリーグワンの初代王者を決めるプレーオフの準決勝、埼玉ワイルドナイツ(以下、埼玉)とクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、東京ベイ)の一戦が行われました。

リーグ戦、開幕節、第2節が中止となりましたが、第3節から14連勝でリーグ2位の埼玉。試合後半の得点が多い「スロースターター」として知られていますが、この日は試合序盤からペースをつかみます。

前半7分、フィールド中央をエセイ・ハアンガナ選手が突破すると、ボールをつなぎ、最後は22年日本代表候補の山沢拓也選手がスピードで相手を抜き去り先制トライをあげます。

その後、東京ベイにペナルティーゴールで3点をとられるも、7-3のロースコアで迎えた前半終了間際。自陣深くまで東京ベイに攻め込まれた埼玉ワイルドナイツは、22年日本代表候補の若きスピードスター・竹山晃暉選手が東京ベイのラストパスを起死回生のインターセプト。約90mを独走し最後は満面の笑みでジャンピングトライ。14-3と埼玉のリードで前半を終えます。

迎えた後半は試合巧者の埼玉がさらに実力を発揮。後半25分には途中出場、試合を締める「ラスボス」として各チームから警戒される22年日本代表候補の堀江翔太選手がラインアウトモールからトライを奪い、24-3とリードを広げました。

一方、追いつきたい東京ベイでしたがこの日は得意のラインアウトモールが埼玉の完璧なディフェンスに止められ、リズムをつかむことができず。試合終了間際にトライをあげますが、埼玉が24-10で勝利し、決勝進出を決めました。

試合後、インターセプトからトライをあげた竹山選手は「インターセプトは自分の強みとして狙っていきたいなと思っていたので、理想通りのプレーができて嬉しかったです。決勝は80分間出し切ることのみ、最後全員で笑顔で終われるように頑張りたいと思います」と試合中同様の笑顔で振り返りました。

また、この日も試合を締めた堀江選手は「自分たちがどれだけ成長できるかという点にこだわって優勝を目指したいと思います」と決意を語りました。

昨年まで行われていた「トップリーグ」の最終年度で優勝した埼玉にとっては、“連覇”がかかる大事な一戦。「リーグワン」初代王者が決まる決勝は、5月29日(日)午後3時キックオフです。