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五輪OA枠の酒井宏樹「責任と覚悟で臨む」

2021年5月26日 15:48
五輪OA枠の酒井宏樹「責任と覚悟で臨む」

勝てば最終予選進出となる28日のサッカーW杯アジア2次予選ミャンマー戦に向けて日本代表DF酒井宏樹選手(31)が26日、オンライン取材に応じ「大事な予選なので、勝てば次に続くことが決まる。チーム一丸となって頑張っていきたい」と意気込みを語りました。

また、酒井選手は今回のA代表と同時に、東京五輪世代のU-24日本代表にもオーバーエイジ(OA)枠として選出されていて、「ビックリした。自分が呼ばれることは想像していなかった」と率直な気持ちを明かしました。

その一方で、「選ばれたことを光栄に思う。大きな責任を持って覚悟して臨んでいきたい」と決意しました。2012年のロンドン五輪にも出場した酒井選手は初戦のスペイン戦で負傷。それでも試合に出場し続け、チームのベスト4入りに貢献しましたが、「ろくに動けなかったので、チームに迷惑かけていたことしか記憶に残っていない」と悔しさの残る当時を振り返りました。

自身2度目となる五輪に向けては「今回は素晴らしい大会にしたい。いっぱいコミュニケーションをとるとか、引っ張っていくタイプではないので、しっかり自分がやれることをやって、若い選手にとって得になるように、そこだけをしっかり自分の中で出していけるように頑張っていきたい」と力強く語りました。

また、24日にマルセイユ(仏1部)退団を自身のSNSで発表していた酒井選手は、「全てを含めて今回がベストなタイミングだと思って自分の中で決断した。全く悔いもない」と、退団発表後はじめて自身の口で話しました。

注目される次の移籍先について、J1の浦和が獲得に動いているとの報道もある中、酒井選手は「この移籍が自分にとって正しいものだったというのは自分自身でしか証明できないと思う。これまで以上に頑張って結果を残し続けたい」と語り、新天地でも結果を残すことを誓いました。

写真:アフロスポーツ