◇プロ野球オープン戦 阪神2-0DeNA(15日、横浜スタジアム)

2021年6月にトミー・ジョン手術を行い、復帰を目指すDeNAの平良拳太郎投手が先発登板しました。

初回、阪神の2番・小幡竜平選手にフォアボールを与えると、続く3番・ノイジー選手には5球目の内角低めのシンカーをレフト前ヒット、4番の大山悠輔選手にもフォアボールを与え、1アウト満塁のピンチを背負います。打席には2年連続20本塁打の佐藤輝明選手。ここで平良投手は低めのシンカーを振らせ、空振り三振に打ち取ります。さらに続く6番の板山祐太郎選手もショートフライに打ち取り、このピンチをしのぎます。

2回以降もランナーを出しながら粘り強い投球で阪神打線を抑えていきます。

5回は2アウト奪いますが、4番・大山選手にレフト前ヒット、5番佐藤選手にツーベースを浴び、再びピンチを背負います。それでも6番の板山選手をシンカーで空振り三振に抑え、無失点で切り抜けました。

この日、平良投手は5回を投げ、113球を要したものの4奪三振で無失点。
手術からの復帰を目指す平良投手が開幕ローテーション入りへ大きなアピールとなりました。

降板後、平良投手は「5回まで絶対投げたいというのはありました。ランナーを出してもいいから、初回はゼロでいきたかった。2、3、4、5回も同じ感じでしたけど、(ホームを)踏まさなければいい」とランナーを出しながらもホームを踏ませなかった粘り強い投球を振り返りました。