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「世界に見せつけたい」史上最年少日本代表・比嘉もえ(14)がデュエットに大抜てき アーティスティックスイミング

2022年4月10日 17:05
「世界に見せつけたい」史上最年少日本代表・比嘉もえ(14)がデュエットに大抜てき アーティスティックスイミング
史上最年少の14歳で代表入りした比嘉もえ選手(中央)と、デュエットのパートナー・吉田萌選手(手前)
◇2022年度アーティスティックスイミング日本代表選手団公開練習(9日、東京辰巳国際水泳場)

日本代表のデュエット種目に、14歳の比嘉もえ選手が大抜てきされました。

アーティスティックスイミング日本代表「マーメイドジャパン」が、6月にブダペスト(ハンガリー)で行われる世界選手権に向け、9日に練習を公開しました。

新たに就任した中島貴子ヘッドコーチ(35)の指導のもと、新体制でスタートした日本代表。長年日本代表を率いた名将・井村雅代コーチ(71)は、乾友紀子選手が出場するソロ種目のコーチを務めます。

今回日本代表に選ばれたのは14人(女子13人、男子1人)。その“新生日本代表”で最大の注目は、史上最年少の14歳で初の代表入りを果たした比嘉もえ選手。

中学生ながらデュエット種目に大抜てきされ、東京五輪にも出場した26歳・吉田萌(めぐむ)選手のパートナーとして組むことになりました。

14歳・比嘉選手の起用について中島ヘッドコーチが「才能はもちろん、努力ができてアスリートとしても素晴らしい」と評価すると、井村コーチも「将来必ず日本を背負っていく選手」と太鼓判を押しました。

プロ野球の広島でプレーした寿光さんを父に持つ比嘉選手は、2007年生まれ。現在は広島の観音中学校に通う3年生で、身長も今回選ばれた女子選手の中で最も高い171センチと、体格にも恵まれています。

この日の練習後、取材に応じた比嘉選手は、初の代表入りについて「下の世代から憧れられる選手になりたい」と語ると、注目が集まる6月の世界選手権へ向けては「見られていると、もっと頑張ろうと思う。中学生でもちゃんと泳ぎきれるということを世界に見せつけたい」と意気込みました。