“爆走娘”田中希実 日本新で準決勝進出
8月2日 東京五輪・大会11日目 陸上・女子1500m予選 国立競技場
五輪で日本選手が史上初めて出場を果たした女子1500m。田中希実選手は2日の予選に出場しました。
“爆走娘”の愛称を持つ田中選手は、レース序盤から先頭争いを演じると、ラスト1周も粘りの走りを見せ、4分02秒33の日本新をマーク。自身の持つ日本記録を2秒近く更新するタイムで組4着に入り準決勝進出を果たしました。
田中選手はレース後、「日本記録を出せば、準決勝にいけると思っていたので、自分の目標通りの準決勝に進むことができてよかった。1500mにずっとこだわってきて、出場するだけではなくて、こうして準決勝にコマを進めて、前を見据えてレースをすることができた。今までの取り組みがやっとできてきているんじゃないかなと思います」とレースを振り返りました。
4日に行われる準決勝に向けては、「とにかく今回の予選はチャレンジしたからこその結果だと思う。準決勝もどんな結果になってもいい。とにかく今の自分の力を出して、もう一回、自己ベストを出すぐらいのこのままの勢いでいけたらいいなと思います」と意気込みを語りました。
予選2組に出場した卜部蘭(うらべ・らん)選手は、4分07秒90と自己ベストをマークするも組9着となり、惜しくも予選落ちとなりました。
写真:アフロ