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拓殖大はエースが不在も...五十嵐監督「不破聖衣来がいなくても私たちはやるんだ」 チーム全員で挑む全日本大学女子駅伝

2023年10月28日 17:36
拓殖大はエースが不在も...五十嵐監督「不破聖衣来がいなくても私たちはやるんだ」 チーム全員で挑む全日本大学女子駅伝
前回大会5区区間賞もエントリー外となった拓殖大・不破聖衣来選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇第41回全日本大学女子駅伝(宮城・仙台、6区間全38.0km)

全日本大学女子駅伝の記者会見が仙台市内で行われ、前回5位の拓殖大は五十嵐利治監督が出席。鍵となる選手を聞かれ「不破聖衣来が一番鍵となる選手です」と話しました。

不破聖衣来選手は、当時1年生の2021年大会で衝撃の走り。エースが集う5区を走り区間記録を1分以上縮める区間新記録をマークしました。昨季はケガに苦しみながらも2年連続の区間賞の走りで、チームのシード獲得に貢献。しかし、10月13日に発表されたエントリーメンバーには名前がありませんでした。

夏前から今大会は起用しないことを決めていたという五十嵐監督は、「メンバーとして走れば大エースとしてチームを引っ張ってくれる」と話します。加えて、「走らなかったとしても彼女が普段努力をしている姿、日々の生活から自分に必要な行動をとれる選手。言葉で後輩たちを引っ張り、行動でみんなを引っ張っていってくれるのは本当の意味で鍵であるし、大エースだなと感じます」とその存在の大きさを改めて口にします。

それでも、「今回エントリーの10人が、『不破聖衣来がいなくても私たちはやるんだ』という気持ちを持って夏からやってきました。そういった面では走る6人が全員鍵となると思います」とチーム全員で戦う姿勢をみせました。

前回5位の拓殖大学は、1区・小野真緒選手(1年)、2区・岩崎麻知子(1年)、3区・古澤日菜向(2年)、4区・門脇奈穂(3年・主将)、5区・新井沙希(2年)、6区・片桐紫音(3年)の布陣で、29日号砲の大一番に挑みます。