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“3回戦で初勝利”智弁和歌山8強入り

2021年8月24日 15:06
“3回戦で初勝利”智弁和歌山8強入り

◆第103回全国高校野球選手権大会・11日目(24日・阪神甲子園球場)3回戦 智弁和歌山(和歌山)5-3高松商(香川)

3回戦に突入した夏の甲子園・大会11日目。初戦の2回戦が不戦勝となり、この試合が初戦となる智弁和歌山は高松商を5-3で下し、今大会初勝利をあげました。

県大会決勝から約1か月ぶりの実戦となる智弁和歌山は3回、1アウト1・3塁のチャンスで3番・角井翔一朗選手がライトへのタイムリーを放ち先制。4番・徳丸天晴選手もツーベースで続き2点目をあげると、5番・岡西佑弥選手の犠牲フライで3点目を奪いました。

5回にワイルドピッチで追加点を許し4点を追う高松商は6回、2番・浅野翔吾選手がレフトへのソロホームランで1点を返しました。

攻撃の手を緩めない智弁和歌山は8回、ツーアウトから6番・渡部海選手、7番・高嶋奨哉選手の連打でチャンスを作り、エース中西聖輝投手がセンターへのタイムリーヒット、自らのバットで5点目をあげました。

4点を追う高松商は9回裏、2アウト満塁とホームランで同点の場面を迎えます。8番・向井万旺選手が三遊間への打球を放つと、ショート大西拓磨選手が好捕。しかし、セカンドへの送球がそれ、この間に高松商が2得点で2点差に詰め寄ります。逆転も見えた高松商でしたが、代打・大坪太陽選手がショートゴロに倒れゲームセット。

智弁和歌山は1か月ぶりの実戦で今大会1勝目をあげ、ベスト8入りを決めました。

9回2/3を投げ勝利投手となった中西投手は「この大会の自分たちにとっては初戦ですし、いい大会にするためにも流れに乗れる試合を進めていかないといけないと思っていました。勝ち切れたということに関しては良かったと思います」とコメント。「最終回に自分のミス(四死球2つ)から点を取られてしまったので、最後の最後まで気を抜かず、次の試合も全力で投げていきたいと思います」と気を引き締めました。

■大会11日目 第1試合結果・3回戦 京都国際(京都)6-4二松学舎大付(東東京)


写真:日刊スポーツ/アフロ
写真は開会式