女子バレー中田久美監督が退任
日本バレーボール協会(JVA)は27日、女子日本代表の中田久美監督が退任したことを発表しました。
中田監督は、2017年4月1日から女子日本代表を指揮。東京五輪・女子バレーボール競技の予選ラウンド終了後に、中田監督から退任の意向がJVAへ伝えられ、これを受けて8月27日に行われた女子強化委員会の場でも改めて同様の表明があったということです。
そして中田監督の意を受け、8月31日付けでの退任となりました。JVAは、「後任については決まり次第お知らせいたします」としています。
東京五輪で、中田監督率いる女子日本代表は予選ラウンド1勝4敗(A組5位)で決勝トーナメント進出はならず、最終順位は全体で12チーム中10位でした。
以下、協会発表の中田久美監督のコメント。
◆中田久美監督(原文ママ)
この度、8月末日を持って日本代表監督を退任いたします。新型コロナウイルス感染症の影響で異例の一年延期となった東京2020オリンピックを、今もなお大変な状況が続いている中、私たちに戦うチャンスを与えていただきましたこと、国民の皆さまをはじめ、関係者の皆さまに対し心より感謝申し上げます。
また、不本意な結果となったことを大変申し訳なく思っています。日本代表監督として、皆さまの想いをしっかり背負い、バレーボール界発展のために様々なことに挑戦し戦い続けた5年間に後悔も悔いもありません。また、今まで一緒に戦ってくれた選手・スタッフと共に歩んできた時間は、私にとってとても貴重で、一生忘れることはないと思います。
バレーボール界の更なる発展を願うと共に、日本国民の一人として、新型コロナウイルス感染症が終息し平和な世の中になることを心より願っています。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ
※東京五輪で指揮する中田久美監督