智弁和歌山21年ぶりV イチローさん祝福
◆第103回全国高校野球選手権大会決勝(29日、阪神甲子園球場)
◆智弁和歌山(和歌山)9-2智弁学園(奈良)
夏の甲子園決勝では初の“智弁対決”となった一戦は初回、智弁和歌山が4番・徳丸天晴選手の犠牲フライで先制すると、6番・渡部海選手のタイムリー二塁打などで4点を奪います。対する智弁学園は2回、8番・谷口綜大選手のタイムリー三塁打などで2点を返します。
それでも、ここまで3戦すべて2ケタ安打の智弁和歌山は、8回に徳丸選手が2点タイムリー二塁打。9回には、渡部選手が本塁打を放つなど、決勝の舞台で16安打。6回以降、毎回得点の猛攻で9対2で勝利し、2000年以来21年ぶり3度目の夏制覇を果たしました。
智弁和歌山の優勝に2020年の冬に3日間コーチとして指導したイチローさんは「初めて智弁和歌山高校のグラウンドを訪れた時、本気で日本一を目指しているチームだと感じました。そのために厳しい練習を重ね、悔しい思いもしてきたと思います。選抜に出場できなかったどん底から頂点まで這い上がってきたこと、なんとなくではなく本気で目指していた日本一になったこと、そして野球の面白さを改めて教えてくれたこと、見事でした。おめでとう」と祝福しました。
写真:日刊スポーツ/アフロ
※写真は準決勝の時のもの