新体操日本代表 横田葵子 現役引退を表明
24日、新体操日本代表フェアリージャパン団体の横田葵子(よこたきこ)選手(24)が引退を発表しました。
以下コメント全文。
「東京オリンピックが終わり、競技人生に区切りを付けましたことをご報告させて頂きます。
私は約8年間新体操日本代表として活動させて頂きました。最終的に、東京オリンピックに出場する事ができず、悔しい気持ちもあります。ですが私は東京オリンピックまでどんな事があっても、最後まで自分らしく元気に明るくやり切ると決めていました。だからこそメンバーから外れて、なかなか気持ちの面で整理ができない自分がいましたが、最後までチームの為に明るく練習して、みんなを送り出したいという気持ちでやりました。毎日の練習でも後悔した日はなく、全力でやり切ったという気持ちが大きかったのです。ですのでこれ以上競技を続ける選択ができず、ここで引退するという決断をしました。
私は高校一年生の時に、新体操日本代表の候補生として合宿に招集され、そのまま国際試合に出させて頂き、そこから代表生活が始まりました。試合に出るのも憧れだった選手の皆さんと同じフロアで踊る事も夢のような出来事で、初めはよく分からない状態でした。初めての国際試合でも表彰台に立つ事ができたりいろいろな経験をさせて頂きました。2016年にはリオデジャネイロオリンピックも経験させていただき、世界選手権では2015年から2019年と4度の大会でメダルを獲得する事ができました。このように沢山の経験をさせて頂けて感謝の気持ちでいっぱいです。
これまで新体操を続けられたのも、私の事を最後まで指導してくださった先生、コーチの方々、スタッフの皆様、沢山の方々のご支援、ご声援のおかげでここまでやり切る事ができたのだと思っています。本当に有難うございました。そしてここまで、ライバルであり家族以上に一緒に過ごしたチームのみんなには、沢山支えられ、助けてもらってみんながいたから頑張る事ができました。
今は怪我の治療やリハビリを優先させて頂いてますが、これから私は新体操から離れ、所属させて頂いている会社で働くことになります。
新たな世界に入るので、初めてのことだらけで大変な事もあると思いますが、「自分らしく・明るく・元気に」を大切にしていきたいです。
長くなりましたが、今まで本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。」
横田葵子選手は、10歳から新体操を始め、2014年から新体操日本代表フェアリージャパン団体メンバーとして活躍しました。2016年にはリオ五輪に出場し8位入賞、2019年の世界選手権では団体総合銀メダル獲得、さらに種目別ボールでは団体史上初の金メダルに輝きました。