クライミング野中生萌 パリは複合に専念か
東京五輪スポーツクライミングの女子複合で銀メダルを獲得した野中生萌選手が5日、取材に応じ、パリ五輪に向けての展望を語りました。
東京五輪ではスピード、ボルダリング、リード3種目の複合1競技として行われたスポーツクライミング。
3年後のパリ五輪ではスピードだけで1種目、ボルダリングとリードの複合で1種目の2つに分かれることが決まっています。
パリ五輪でどの種目に出るか聞かれると、野中選手は今後はボルダリングとリードの複合種目に絞る可能性が高いと話しました。
「東京に向けて3種目をやっていて、3種目をずっとやり続ける大変さ、それをすべて高いレベルで維持していかなきゃいけないという難しさがあった。メダルを取るにはそれを強化していかないといけない、そうなるとかなりの体力とか練習時間が必要になる」
野中選手はスピードで日本記録7秒55を持っていますが、世界記録は6秒84と差があります。
また、一番得意な種目がボルダリングという野中選手は、「3種目やっていなかった選手との差を感じてしまった場面があったので、本気でメダルを目指していくとなったら2種目なのかな、と最近感じ始めました」と語りました。
パリ五輪でもメダル獲得を目指す野中選手。今後開催されるボルダリングのW杯には出来るだけ出場したいとしています。