リコー杯 稲見VS古江 賞金女王決定へ
◇国内女子ゴルフ・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(25日~28日、宮崎CC)賞金総額1億2000万円 優勝賞金3000万円
今シーズン国内最終戦JLPGAツアー選手権リコー杯で2年にわたって繰り広げられた賞金女王争いに終止符が打たれます。
今回の優勝賞金は3000万円、単独2位は1800万円。
新型コロナの影響で2年にわたったシーズンの賞金女王争いは、稲見萌寧選手と古江彩佳選手の2人の戦いに絞られています。
稲見選手は、今シーズン、ツアー9勝などをあげ、2億5351万2049円を獲得。
一方、古江選手は、2週連続優勝を2度あげるなど、今シーズン6勝で、2億3654万3575円を獲得しています。
2人の獲得賞金差は、1696万8474円。
古江選手が逆転し、賞金女王になるためには、最低でも単独2位以上で、稲見選手が単独14位以下の場合。
もしくは古江選手が優勝で、稲見選手が単独3位以下の場合です。
厳しい条件に見えますが、古江選手は過去にこの大会に2度出場していて、2019年大会は2位タイ、20年大会は2位と相性は抜群。
稲見選手との東京五輪代表争いに敗れた古江選手は「同じことの繰り返しはしたくない。意識しながらやれれば」と“賞金女王”への意気込みを語りました。
追われる立場の稲見選手は「初日から出遅れすぎないように、少しでも上位に行けたら。楽しく回れたらいい」と対照的に淡々と語りました。
賞金女王争いで競り合う一方、2人での写真撮影は和やかな雰囲気に。
25日から4日間開催されるリコーカップ。稲見選手と古江選手、どちらが勝っても“初”の賞金女王となります。