金メダリストの甥・清水賢亮 天皇杯2連覇
◇2021年天皇杯全日本レスリング選手権大会3日目(18日、駒沢オリンピック公園体育館)
グレコローマン63キロ級に、スピードスケートの五輪金メダリスト清水宏保さんの甥である清水賢亮選手が登場。去年の天皇杯も制し、2年連続の優勝を目指しました。
決勝では、日本体育大学の池田龍斗選手と対戦。1点を先制されますが、その後は、見事なディフェンスで追加点は許さず、前半を0-1で終えると。「あそこで守れたので、自分に流れきてるな」と話した清水選手。
後半は持ち味の豪快な投げ技がさく裂。相手をグラウンド状態から持ち上げそり投げ、一気に5点を獲得し逆転し、6対3で清水選手が2年連続の優勝を果たしました。
「去年とは試合に挑む立場が真逆になったので、変に緊張してしまって、あまり自分の動きができていなかったかな。1週間くらい寝られない日が続いて、普段にない緊張感がありました」
叔父の清水宏保さんを“ヒロくん”と呼ぶ清水選手。時々、一緒にトレーニングをしていて、この夏に会ったときには、激励を受けたそうです。
目指すのは叔父と同じ“世界チャンピオン”。「世界チャンピオンになるのが昔からの夢だったので、五輪に出て、金メダルとれるように頑張りたいと思います」
63キロ級は現在、五輪階級ではないため、今後は67キロ級に上げて、パリ五輪を目指すということです。