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柔道・阿部一二三&詩ともに4度目の世界一 一二三はライバル丸山と10分の死闘制す

2023年5月9日 12:39
柔道・阿部一二三&詩ともに4度目の世界一 一二三はライバル丸山と10分の死闘制す
ともに4度目の世界一に輝いた阿部一二三選手(左)と阿部詩選手(右)(写真:アフロスポーツ)
柔道・世界選手権は現時時間8日、カタール・ドーハで2日目が行われ、男子66キロ級で阿部一二三選手と女子52キロ級の阿部詩選手が優勝。きょうだいそろって金メダルを獲得しました。

阿部きょうだいは2021年7月25日、東京五輪で史上初めてきょうだい同日に金メダルの快挙を達成。その強さは今大会でも健在でした。

妹の詩選手は準々決勝で東京五輪・銀メダルのブシャール選手(フランス)に対し、大外刈りで一本勝ちを収めるなど、準決勝まですべて一本で勝ち進みます。決勝では、世界ランキング4位のケルディヨロワ選手(ウズベキスタン)と対戦。序盤から積極的に技を仕掛ける詩選手は開始2分過ぎ、寝技で抑え込むとそのまま一本勝ち。オール一本勝ちで4度目の世界一に輝きました。

そして、兄の一二三選手も順当に勝ち進み、迎えた決勝。相手はライバルの丸山城志郎選手。東京五輪日本代表内定選手決定戦では24分の死闘の末、一二三選手が勝利。五輪の切符を手にして、その後の五輪王者につなげました。

そして、今回も激闘となります。お互いの手の内を知る2人、序盤は思うように技が繰り出せず、開始1分すぎに両者指導となります。その後も丸山選手は得意の巴投げを仕掛けますが、決まらず。一方の一二三選手も得意の袖釣り込み腰を狙いますが、こちらも決まらず。さらに一二三選手は技を仕掛け、3分を超えたところで丸山選手に2つ目の指導が入ります。そして、両者ともに技のポイントが入らず、延長戦へ突入します。

お互い、細かく技を仕掛け合いますが、ポイントまでは至らず。延長4分すぎには、丸山選手が内股、その直後に一二三選手も背負い投げを仕掛けますが、ここもポイントとはなりません。緊迫の時間が流れていく中、その後も技を積極的に仕掛けていったのは一二三選手でした。投げ技などで相手を崩そうとします。一方の丸山選手はやや受け身となります。そして、延長6分すぎ、ついに丸山選手に3つ目の指導が入り、試合は決着。本戦と合わせて試合時間は10分超え。今回も死闘となったライバル決戦は一二三選手に軍配があがりました。

一二三選手はこれで妹の詩選手と同じく、4度目の世界一となりました。