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【独占】岡田武史が語るクラブ世界一決定戦 欧州&南米の壁を破るのはどのクラブ?

2022年2月3日 20:00
【独占】岡田武史が語るクラブ世界一決定戦 欧州&南米の壁を破るのはどのクラブ?
今大会出場する(左から)アルヒラル、モンテレイ、アルアハリ
◇FIFAクラブワールドカップUAE2021(2月4日開幕)

2月4日に開幕戦を迎えるFIFAクラブワールドカップUAE2021。各大陸の王者が集結するクラブ世界一決定戦の開幕を前に、サッカー元日本代表監督の岡田武史さんがヨーロッパ、南米王者に挑むクラブの注目ポイントを語りました。

アフリカ王者アルアハリ(エジプト)は2大会連続出場。前回大会は3位決定戦で南米王者パルメイラス(ブラジル)を下しました。今大会も1勝すれば準決勝でパルメイラスと再戦。岡田さんは、卓越した個の能力と組織力に注目しています。

「身体能力も高いし、アフリカにしたら組織立っているし、いいチームだなという印象。新加入のFWタウ(南アフリカ代表)はすごく点を取るんでしょう?そういう選手が入ったらかなり迫力があるんじゃないかな。楽しみですね」

また、北中米カリブ王者のモンテレイ(メキシコ)は2019年大会の3位。現在は元日本代表監督のハビエル・アギーレ氏が率いています。

「メキシコのチームって、プレーの幅自体が小さいチームが多いんだけど、ちょっとスケールを大きくしたようなものを持っているので、ものすごく楽しみなチームだと思うね。アギーレさんとはあまり接点がなかったのですが、みんな尊敬していましたね。すごくいい監督だということを言っていたので、選手に慕われているんじゃないですかね」

2019年大会の3位決定戦でモンテレイと対戦したアジア王者アルヒラル(サウジアラビア)。岡田さんは各選手の技術、スピードを高く評価しています。しかし、多くのサウジアラビア代表を抱えており、開幕直前の2月1日にFIFAワールドカップのアジア最終予選で日本と戦った選手のコンディションがカギとなりそうです。

「一人一人の技術も高いし、スピードある選手が多い。アジアの中で強いのはこのチームという感じを受けましたね。サウジアラビア代表は日本でやるから、日本で試合して、UAE行くって結構厳しいね。コンディション的にどうか。厳しい試合になるかもしれないね」

オセアニア代表として出場予定だったオークランドシティ(ニュージーランド)は、新型コロナウイルスの影響で出場を辞退しました。代わりにビーチサッカーのワールドカップ経験者を多数擁するピレー(タヒチ)が出場します。各大陸王者・代表がヨーロッパ、南米の厚い壁に挑みますが、優勝となるとやはり2強が中心となりそうです。

岡田さんは、「やっぱりチェルシーが抜けているかなという気がしますね。そこにパルメイラス。メンタル的な強さを持ってどこまでやるかでしょう」どのクラブが優勝しても初優勝。ヨーロッパ&南米の壁を破るのはどのクラブになるのでしょうか。大会は4日に開幕します。

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