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レスリング男子 成國大志が4年ぶりの快挙 世界選手権で金メダル

2022年9月17日 21:49
レスリング男子 成國大志が4年ぶりの快挙 世界選手権で金メダル
レスリング70キロ級で世界王者となった成國大志選手
レスリング世界選手権 7日目(16日、セルビア・ベルグラード)

男子フリースタイル70キロ級の成國大志選手が決勝でテクニカルフォール勝ちし、金メダルを獲得しました。男子フリースタイルが金メダルを獲得したのは2018年の乙黒拓斗選手以来、4年ぶりの快挙です。

70キロ級は五輪階級ではありませんが、成國選手は初戦以外を2桁得点で勝利を収めるなど、その強さを見せてきました。母の晶子さんは1990年と91年に世界王者に輝いていて、親子2代で世界王者の夢を叶えました。

試合後には「言葉にならないです」と男泣き。レスリング競技生活を送る傍ら、子どもたちにレスリングも教えていて、手にした日の丸にはその子どもたちからのメッセージも書かれていました。

「子どもたちだったり、支えてくれた全ての人が、力を貸してくれたのかなと思います」

成國選手は2017年、青山学院大に通学中に、禁止薬物が入ったかぜ薬を飲み、ドーピング違反のため、2年間の資格停止処分を受けていました。

自らの過ちとは言え、2年間、試合に出られなかった悔しさを晴らす、大きな金メダルとなりました。