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涙の山田哲人“苦悩”の末に手にした“喜び” 後輩・村上宗隆に抱きしめられ「力が抜けた」

2022年9月26日 16:03
涙の山田哲人“苦悩”の末に手にした“喜び” 後輩・村上宗隆に抱きしめられ「力が抜けた」
優勝後インタビューに応じたヤクルト・山田哲人選手
2年連続9回目のセ・リーグ優勝を果たしたヤクルト。チームを引っ張るキャプテン・山田哲人選手(30)がリーグ優勝決定後、日本テレビの単独インタビューに応じ、自身の苦悩や頼れる後輩・村上宗隆選手(22)について話してくれました。

日本プロ野球界の歴史で唯一3度のトリプルスリー(打率3割、本塁打30、盗塁30)を達成している山田選手。今季もバッティングでの活躍が期待されていましたが、ここまで打率.244、23本塁打、10盗塁(25日時点)と、自らが納得のいく成績を残せていませんでした。

「今年は結果が出ていなくて、チームを引っ張るどころかみんなの足を引っ張ってしまっていた。苦しいと思うことの方が多かったですね。自分にプレッシャーをかけていました」

キャプテンとしてチームを思うように引っ張れず、もどかしさを感じる日々。それでも主砲・村上選手を中心に若手選手とベテラン選手が融合し、全員野球でシーズンを戦ってきました。

優勝が決まった瞬間には「ホッとした」とあふれる涙を止めることができず。8歳年下の頼れる後輩・村上選手に抱きしめられると「力が抜けました」と胸に顔をうずめ、喜びをかみしめました。

そんな村上選手とは「ちゃんとした先輩後輩でやっています(笑)」とコメント。村上選手の成長については「経験が一番大きいかなと思います。あとはメンタルの強さです」と話しました。

そして、身近で見てきた山田選手が村上選手の“ベスト本塁打”を聞かれると「55本目はすごかったですね」と即答。13日の巨人戦、大勢投手のストレートをレフトスタンドに運ぶ“確信歩き”の一発を挙げました。「外の真っすぐだったんですけど、しっかり逆方向に引きつけて、僕が引っ張った打球よりもすごく速い打球を飛ばしていた。すごいなという感じです」と振り返りました。

29年ぶりのリーグ連覇が決まり、10月12日からは日本シリーズ進出をかけ、クライマックスシリーズ(CS)を戦います。山田選手は「日本一を目指しますけど、しっかりCS勝ち上がれるように準備したいと思います」と次なる戦いでの勝利を誓いました。