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【J1順位表】首位横浜FMは残留争いの横浜FCに完敗 2位神戸は劇的ドローで勝ち点差『1』で追走

2023年8月27日 9:00
【J1順位表】首位横浜FMは残留争いの横浜FCに完敗 2位神戸は劇的ドローで勝ち点差『1』で追走
第25節終了時のJ1順位表(1位、2位はACL出場、18位はJ2降格)
サッカー明治安田生命J1リーグ第25節の9試合が25日、26日に開催されました。

首位横浜FMが敗れ、2位神戸は引き分け、3位名古屋が敗戦と優勝争いの上位3チームは勝利を逃す結果に。首位横浜FMと2位神戸の勝ち点差は1に縮まりました。1チームが降格するJ1残留争いは、横浜FCが勝利し16位に浮上。最下位の湘南は敗戦し、17位柏との勝ち点差は3に広がっています。

浦和1-0湘南(レモンガススタジアム平塚)

◆得点者【浦和】ホセ・カンテ

最下位に沈む湘南相手に浦和は0-0で迎えた後半にチャンス。湘南のクリアボールを浦和の岩尾憲選手がすぐさま回収し、前線のホセ・カンテ選手へボールを供給。振り向きざまに左足で狙い澄ましたシュートは、ポストに当たりゴール。先制点を奪った浦和はその後、堅いディフェンスで湘南に決定機を許さず2試合連続完封勝利を飾りました。敗れた湘南は3試合勝利なし、J2降格圏の18位を脱出できない状態が続いています。

鹿島2-0新潟(県立カシマサッカースタジアム)

◆得点者【鹿島】垣田裕暉、鈴木優磨
 
鹿島はサイドからの攻撃から新潟ゴールに迫る展開。前半9分、左サイド安西幸輝選手のクロスに垣田裕暉選手が強烈なヘディングで先制。さらに前半30分には右サイドから広瀬陸斗選手のクロスに鈴木優磨選手が頭で押し込み2点のリードを奪います。後半新潟の反撃を受けるも、鹿島はGK早川友基選手が好セーブを見せるなど得点を許さず。完封勝利の鹿島が2連勝を飾りました。

横浜FC4-1横浜FM(ニッパツ三ツ沢球技場)

◆得点者【横浜FC】林幸多郎、伊藤翔、オウンゴール、吉野恭平【横浜FM】アンデルソン・ロペス

J1残留争いにいる横浜FCは、首位横浜FM相手にホームで攻撃陣が爆発。1点を先制されるも前半36分CKのこぼれ球を林幸多郎選手がダイレクトシュート。アウトサイドでかけた弾道に相手GKも一歩も動けずのスーパーゴールで、1-1の同点に追いつきます。後半7分には、伊藤翔選手が胸トラップから右足を振り抜き、強烈なシュートで勝ち越し。さらにその後は鋭いカウンターから2点を奪い、今季最多の4得点。“横浜ダービー”で快勝し、J1残留へ大きな1勝を手にしました。一方の横浜FMは今季最多の4失点を喫しています。

柏0-0広島(三協フロンテア柏スタジアム)

最近3試合負けなし(1勝2分)もJ1残留争いにいる柏は前半広島に攻め込まれますが、GK松本健太選手のファインセーブやDF犬飼智也選手の体を張ったブロックでピンチをしのぎます。後半、柏はマテウス・サヴィオ選手と細谷真大選手を中心にゴールに迫るも、試合はスコアレスドロー。柏は3試合連続引き分けながら4戦無敗となっています。

FC東京2-2神戸(国立競技場)

◆得点者【FC東京】ディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトン【神戸】大迫勇也、山口蛍

後半アディショナルタイムに大きく展開が動いた一戦。0-1と1点を追いかける神戸はPKを獲得、大迫勇也選手がこのPKを沈めて同点にします。しかし後半アディショナルタイム10分、神戸は中盤でボールを奪われると、FC東京・アダイウトン選手に豪快なドリブルシュートを決められ、再び勝ち越しを許してしまいます。このまま敗戦かと思われましたが粘る神戸、後半アディショナルタイム14分、ゴール前に放りこまれた浮き球を大迫選手が落とし、山口蛍選手がボレーで同点弾。終盤に3得点が生まれた試合で、神戸は辛くも勝ち点1を獲得しました。

川崎F2-2札幌(等々力陸上競技場)

◆得点者【川崎F】脇坂泰斗、佐々木旭【札幌】スパチョーク、駒井善成

リーグ戦8試合勝利のない札幌は前半27分、FKのこぼれ球からスパチョーク選手が強烈なシュートをネットに突き刺し先制。さらに前半35分には、スパチョーク選手の切り返しからの見事なラストパスに駒井善成選手が合わせて追加点を奪います。しかし後半、岡村大八選手が退場し数的不利になると、自分たちのパスミスから失点。2点のリードを守り切れなかった札幌は9試合勝利なし(4分5敗)となっています。

京都2-0福岡(サンガスタジアム by KYOCERA)

◆得点者【京都】原大智2

京都は191cmの長身FW原大智選手が活躍。前半14分CKから高さのあるヘディングで先制ゴールを奪うと、さらに前半24分には、シュートのこぼれ球に再び頭で押し込み2ゴール目を挙げました。前半36分にアピアタウィア久選手が退場し10人になった京都。しかしその後も守備陣が福岡の攻撃をしのぎ、2試合連続の完封勝利をマークしました。

鳥栖1-1G大阪(駅前不動産スタジアム)

◆得点者【鳥栖】長沼洋一【G大阪】山見大登

G大阪は0-0で迎えた後半16分、ロングパスに抜け出した鳥栖・長沼洋一選手にゴールを許し失点。試合は0-1のまま後半アディショナルタイムに突入し、敗色濃厚となったG大阪。それでも山本悠樹選手の自陣ゴール前からのロングパスに鈴木武蔵選手が競り勝つと、ボールは山見大登選手の元へ。山見選手はスピードあるドリブルで運び正確なシュートで同点ゴール。この直後に試合終了、G大阪は劇的な形で勝ち点1を獲得しました。

C大阪3-1名古屋(ヨドコウ桜スタジアム)

◆得点者【C大阪】上門知樹2、北野颯太【名古屋】森下龍矢

先制したのはC大阪、前半9分毎熊晟矢選手のロングフィードにレオ・セアラ選手が抜け出し、速いグラウンダーのクロス。これを上門知樹選手が合わせてゴールを奪います。一方の名古屋も失点直後、今夏広島から加入した森島司選手が右サイドを突破しクロス。これを走り込んできた森下龍矢選手が合わせてゴール。両チーム見事な攻撃でゴールを奪い、1-1で前半を終えます。後半流れをつかんだのはC大阪。上門選手がうまく反転してからドリブルで持ち込みこの日2点目となる勝ち越しゴール。終盤には北野颯太選手が追加点を挙げ、名古屋から3-1で勝利を収めました。