井岡一翔選手 尿の検体から“大麻成分の代謝物”を検出 あさってに“決戦”控える中… 所属ジムは摂取など否定
日本男子初の4階級制覇を成し遂げたボクシングの井岡一翔選手が24日のタイトルマッチを控える中、禁止物質である大麻成分の代謝物がドーピング検査で検出されたと日本ボクシングコミッションが発表しました。去年の大みそかの試合直後に採取された尿の検体から検出されたということです。
今回の発表に井岡選手の所属ジムは「井岡は大麻等の禁止物質を摂取も使用もしておりません」とのコメントを出し、大麻などの摂取や使用を否定しています。
井岡選手は自身の進退をかけたタイトルマッチを、24日に控えています。SNSに「仕上がり順調!」と投稿し、試合に向け“調子の良さ”をにじませていました。
井岡選手は、実は過去にもドーピング検査で禁止物質が検出されていました。
この時は、日本ボクシングコミッションの検体管理がずさんだったため、「偽陽性」が出た可能性があるとされていました。
井岡一翔選手(2021年)
「責任はJBCにあります。二度とこのような不手際が生じない体制を整備することを求めます」
24日夜、井岡選手は決戦にのぞみます。日本ボクシングコミッションは検出された大麻成分の代謝物が基準値以下の微量だったため、試合は予定通り行うとしています。