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「またこの景色で走りたい」日本人初のファイナリスト 110mハードル泉谷駿介が帰国

2023年8月25日 10:12
「またこの景色で走りたい」日本人初のファイナリスト 110mハードル泉谷駿介が帰国
110mH日本人初の5位入賞を果たした泉谷駿介選手
ハンガリー・ブダペストで行われた陸上世界選手権の110メートルハードルで、日本人として初めて決勝の舞台に挑み、5位入賞を果たした泉谷駿介選手が24日に帰国。「楽しい舞台でしたね。終始楽しくて、またこの景色で走りたいなと思いました」と大舞台を振り返りました。

110メートルハードルはこれまで日本選手が世界と戦うのは難しいとされてきた種目。泉谷選手は、五輪・世界選手権を通じ、日本人初となる決勝進出を果たし、“世界の8人”、ファイナリストとして戦いました。

身長175センチと、海外の選手と比べると小柄ですが、堂々たる走りで5位入賞。メダルまでは、0.1秒という結果でしたが、スタート直後に両足のふくらはぎがつってしまうアクシデントがあり、“アドレナリンと気合で走っていた”とレース後には衝撃の事実を明かしていました。

この結果に「終わった直後は、5位は妥当な順位だと思ったが、動画を見て、もうちょっと上の順位を狙えたんじゃないかという悔しさがフツフツと湧いてきた」と悔しさも口に。

手の届くところまできている、2024年パリ五輪での“メダル獲得”については、「決勝で13秒0台を出すのがマストだと思うので、どうしたら0台を安定して出せるのかを考えていけたら。来年(パリ五輪で)しっかりとメダル狙えるように、海外転戦して力をつけていけたらいいなと思います」と前を見据えました。