【MotoGP】日本グランプリまであと2戦 Moto3クラスで日本勢全員ポイント獲得
例年「日本グランプリの2レース前」というイメージがあるサンマリノGP。今年も同様、日本GPまであと2戦となりました。4月のスペインGPから続いてきた"ヨーロッパラウンド"の締めくくり。Moto3では2戦連続して日本勢5人がポイント圏内でフィニッシュしました。
■Moto3クラスは大混戦
次のインドGPで佐々木選手が優勝すれば自力でポイントリーダーになれます(獲得ポイント=優勝:25P/2位:20P/3位:16P/4位:13P/5位:15P、以下15位のライダーの1Pまでポイント獲得)。
しかし、ランク3位~5位までのライダーたちも一気に差を詰めオルガド選手から21ポイント以内にひしめく『大混戦』となっています。
Moto3の日本勢は2戦連続今季3度目の全ライダーポイント圏内でのフィニッシュとなっています。鳥羽海渡選手が6位、古里太陽選手は11位、山中琉聖選手が14位、鈴木竜生選手が15位でした。
【Moto3クラス ランキング *⑫サンマリノGP終了時点】
1.オルガド(スペイン/KTM) 161P
2.佐々木(日本/ハスクバーナ) 157P
3.マシア(スペイン/ホンダ) 149P
4.オンジュ(トルコ/KTM) 144P
5.アロンソ(コロンビア/ガスガス) 140P
■Moto2クラス 小椋藍が粘りの走り
予選13位だったものの決勝では粘って5位フィニッシュ。苦しいレースで上位リザルトを掴み取る経験は本気のタイトル争いの際に役立ちます。
所属する出光ホンダチームアジアの青山博一監督が2009年に世界チャンピオンになって以来の中排気量クラスチャンピオンが期待されます。開幕前に左手首を骨折した影響を引きずってきた悔しさは、次のインドGPからの(アジア・パシフィックラウンドでの)活躍で憂さを晴らせるかに注目です。
イギリスGPでのケガで欠場が続いていた羽田太河選手は19位。野左根航汰選手は21位フィニッシュとなっています。
■MotoGPクラス マルティンとペドロサが好走
最高峰クラスは地元イタリアの優勝が期待されましたが、フランチェスコ・バニャイア選手(イタリア/ドゥカティ)は3位、マルコ・ベッツェッキ選手(イタリア/ドゥカティ)は2位。土曜日の予選・スプリントレース、日曜日の決勝にいたるまでを制したのはホルヘ・マルティン選手(スペイン/ドゥカティ)でした。
またKTMのテストライダー、ダニ・ペドロサ選手が、ワイルドカード参戦。現役時代と変わらない走りで土日とも4位という好成績をおさめています。
去年の王者・バニャイア選手は前戦・カタルーニャGPでの激しい転倒から両足をひかれるという事故に遭いましたが、何とか出場にこぎ着け、土曜のスプリントも日曜の決勝も3位で表彰台獲得とケガ人とは思えない走りをみせつけました。
そしてマシンの戦闘力の問題に苦しむ中上貴晶選手(日本/ホンダ)は21位でした。また代役参戦した高橋巧選手(日本/ホンダ)は予選に進出することができませんでした。
■残りは8レース 以下、今後のスケジュール(日本グランプリは今月末から)
⑬インド 9月22日~24日
⑭日本 9月29日~10月1日
⑮インドネシア 10月13日~15日
⑯オーストラリア 10月20日~22日
⑰タイ 10月27日~29日
⑱マレーシア 11月10日~12日
⑲カタール 11月17日~19日
⑳バレンシア 11月24日~26日
日本GPは10月1日(日)が決勝レース。
栃木県のモビリティリゾートもてぎを舞台に開催されます。
昨季のMoto2小椋選手の地元優勝の再現に期待がかかります。
今年の日本グランプリは今季の第14戦として9/29(金)ー10/1(日)栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎにて開催されます。
この模様は日本テレビ・CS放送日テレジータス・BS日テレ・Huluなどで放送・配信予定です。