「この記録をステップに」塩尻和也が自己記録を大幅更新で初V 3位までが日本記録超え ハイレベルな日本選手権10000m
10000mで日本新記録を出した塩尻和也選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
◇第107回日本陸上競技選手権大会・10000メートル(10日、国立競技場)
陸上の塩尻和也選手(富士通)が10日、日本選手権男子10000メートルで日本新記録となる27分9秒80のタイムで初優勝しました。
これまでの男子10000mの日本記録は、2020年の日本選手権で相澤晃選手(旭化成)が記録した27分18秒75。塩尻選手はその記録をおよそ9秒も更新する日本新記録をマークし、2位の太田智樹選手(トヨタ自動車)、3位の相澤選手も日本記録を上回ったハイレベルなレース。4位の田澤廉選手(トヨタ自動車)も自己ベストを更新する走りで続きました。
試合後のインタビューで塩尻選手は、「日本記録で優勝はもちろん目標にはしていたんですけれども、それをしっかり果たすことができてタイムも思っていた以上に出すことができたのでとてもうれしいです」と笑みがこぼれます。
パリ五輪の選考会を兼ねており、その標準記録は27分0秒00のタイム。自己ベストが27分45秒18だった塩尻選手は、約36秒もの更新でパリの切符となる、日本選手初の27分切りも見えてきました。
「僕自身の自己ベストも大きく更新することができて、今回オリンピックの標準記録を超えられれば即内定とはなっていたのでそこが切れなかったのは残念というか、力不足な面ではあるんですけど、この記録をステップに次は27分切りを目標にできればと思います」とさらなる飛躍を誓いました。
▽日本選手権 男子10000メートルのトップ5
優勝 塩尻和也 27分09秒80
2位 太田智樹 27分12秒53
3位 相澤晃 27分13秒04
4位 田澤廉 27分22秒31
5位 小林歩 27分28秒13
陸上の塩尻和也選手(富士通)が10日、日本選手権男子10000メートルで日本新記録となる27分9秒80のタイムで初優勝しました。
これまでの男子10000mの日本記録は、2020年の日本選手権で相澤晃選手(旭化成)が記録した27分18秒75。塩尻選手はその記録をおよそ9秒も更新する日本新記録をマークし、2位の太田智樹選手(トヨタ自動車)、3位の相澤選手も日本記録を上回ったハイレベルなレース。4位の田澤廉選手(トヨタ自動車)も自己ベストを更新する走りで続きました。
試合後のインタビューで塩尻選手は、「日本記録で優勝はもちろん目標にはしていたんですけれども、それをしっかり果たすことができてタイムも思っていた以上に出すことができたのでとてもうれしいです」と笑みがこぼれます。
パリ五輪の選考会を兼ねており、その標準記録は27分0秒00のタイム。自己ベストが27分45秒18だった塩尻選手は、約36秒もの更新でパリの切符となる、日本選手初の27分切りも見えてきました。
「僕自身の自己ベストも大きく更新することができて、今回オリンピックの標準記録を超えられれば即内定とはなっていたのでそこが切れなかったのは残念というか、力不足な面ではあるんですけど、この記録をステップに次は27分切りを目標にできればと思います」とさらなる飛躍を誓いました。
▽日本選手権 男子10000メートルのトップ5
優勝 塩尻和也 27分09秒80
2位 太田智樹 27分12秒53
3位 相澤晃 27分13秒04
4位 田澤廉 27分22秒31
5位 小林歩 27分28秒13