×

「アメリカの打者に通用した瞬間があったと思わない」 DeNA今永昇太 悔しさを糧にする

2023年3月27日 6:45
「アメリカの打者に通用した瞬間があったと思わない」 DeNA今永昇太 悔しさを糧にする
WBC決勝で先発を務めた侍ジャパン・今永昇太投手(写真:AP/アフロ)
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一に輝いた侍ジャパンの今永昇太投手が26日、所属のDeNAに合流しました。

WBCでは3試合に登板し、決勝のアメリカ戦では、先発マウンドを託されました。

昨季のメジャーリーグMVPのゴールドシュミット選手からチェンジアップで三振を奪うなど、2回1失点と投げ抜きました。

決勝の先発という大役を務めましたが、「点を取られて勝ち投手というのはなかなか複雑。その後のピッチャー陣が、アメリカの強力打線を抑えてくれた。他のみんながすごかった」と、悔しそうな表情で振り返りました。

そして今回のWBCは「自分がメジャーを目指すとかではなく、これからより強い相手を倒すためにやらなければいけないことは見えてきた」と、これからの成長に必要なことを確認できたと話しました。

収穫となったのは球速。大会ではノビのあるストレートで、自己最速タイの154キロを連発。

「球速を意識し出したのは、2019年のオフぐらい。やり出したことが。頭でも本当に理解ができて、『こういう風に動けばいいんじゃないか、こういう風なトレーニングをすればいいんじゃないか』というのがつながってきた」と、積み重ねたトレーニングが身を結んでいる実感を手にしました。

肉体的にも精神的にもそこまで疲れを感じていないという今永投手。今後は少しずつ調整しながら、シーズンへの準備を進めていくとのことです。