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GPファイナル初優勝の宇野昌磨が帰国 「すべてがいい方向にうまくつながった」

2022年12月13日 17:29
GPファイナル初優勝の宇野昌磨が帰国 「すべてがいい方向にうまくつながった」
GPファイナルで優勝した宇野昌磨選手(左)とコーチのステファン・ランビエール氏(右)写真:Raniero Corbelletti/アフロ
フィギュアスケート・グランプリファイナルで初優勝を飾った宇野昌磨選手が13日、開催地のイタリアから帰国しました。

SPで99.99点と首位発進だった宇野選手。フリーでも5本の4回転ジャンプを成功させるなど204.47点をたたきだし、今季世界最高となる304.46点で栄冠をつかみました。

これで世界の主要タイトル5冠目(世界ジュニア選手権、ジュニアGPファイナル、四大陸選手権、世界選手権、GPファイナル)。五輪の金メダルを獲得すれば男子選手では2人目、羽生結弦さん以来となる“スーパースラム”達成となります。

今大会を振り返って宇野選手は、「一番の収穫というのは試合での出来よりも、今大会に向けてやってこられた練習が一番大きな収穫だと思う。その結果がいい結果につながったというのはうれしいことなんですけど、僕はこれがスタートになればいいなと思っています」とコメントしました。

今シーズンはスケート靴で悩まされる時期が多かったという宇野選手。「前の靴に戻して、それでも自分の思い通りに行かない日々が続いていくなかで、靴をいろいろ調整していた。身近な人、いろんな人の声を聞いて、練習に対しても気持ちがマイナスになる中でたくさんの方が支えてくれて、すべてがいい方向にうまくつながったと思う」と周囲の支えに感謝していると語りました。

優勝が決まった瞬間、ともに喜びを分かち合ったステファン・ランビエールコーチからは「今後やっていきたいように、やりたいようにやっていってほしい。それに僕たちはついていくから」と言葉をかけてもらったという宇野選手。

今月21日から始まる全日本フィギュアに向けては、「1年で一番緊張する大会になると思います。短い期間にはなりますけど、グランプリファイナルで培った経験だったり学んだこと、今日までやってこられたことを引き続きやっていき、自分がさらに成長できる試合にできたらなと思っています」と意気込みを語りました。
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