北京五輪で19日、スピードスケート・男子マススタート決勝が行われ、土屋良輔選手が6位入賞を果たしました。

土屋選手は、同日の各組上位8名が決勝へ進出する準決勝を6位で通過。全16名で行われる決勝でも、7分58秒82のタイムで6位につけ、入賞を果たしました。

「先手必勝を意識していた」との言葉通り、準決勝、決勝ともに序盤から積極的な姿勢を見せた土屋選手。

6位入賞という結果に、「ソチ五輪が終わった後から、今のナショナルメンバーが世界で戦いたいと思って集まり、高め合ってきた。みんなの頑張りを無駄にしないためにも、最後に入賞という結果を残せたのはうれしいです」と表情を緩ませます。

この他にも男子10000mに出場し、11位で終えた土屋選手ですが、今種目では元々サブメンバーでした。3日前に決定した出場に、「ちょっと『え？』となりました」としつつも、「本当にマス(スタート)が始まってから、長いこと代表としてやってきているので、やはり最後はマススタートで全力を尽くして終わりたいという思いがあった」と率直な胸の内を明かしました。

また日本のスピードスケート・長距離界についても言及し、「まだまだ個人種目で結果は残っていないし、遠いかもしれないが、(入賞という結果で)間違いなく『男子長距離は強くなったぞ』と胸を張って言えると思う」と力強くコメントしました。