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創部1年目で九州リーグ昇格 女子サッカーの水俣ユニオン 選手は水俣市に住み仕事しながらプレー

2025年3月24日 10:42
創部1年目で九州リーグ昇格 女子サッカーの水俣ユニオン 選手は水俣市に住み仕事しながらプレー
去年の春に誕生した熊本県女子サッカー1部リーグの水俣ユニオンフットボールクラブウイメン。

高校を卒業したばかりの選手から元日本代表のべテランまで11人が入団し今年1月、創設1年目で九州リーグへの昇格を決めました。選手たちは全員、水俣市に住民票を移し、仕事をしながらサッカーを続けています。

県リーグ、地域リーグ、なでしこリーグ、そしてトップのWEリーグで構成される日本の女子サッカー。水俣ユニオンは県の1部リーグで全勝して優勝し、創設1年目で見事、九州女子サッカーリーグ2部に昇格しました。

新加入選手を迎えて新たなステージへ挑戦するチーム。支えているのはサッカー関係者だけではありません。

こちらは、水俣市にある電気設備や空調工事を行う興南電気。事務所をのぞいてみると、背番号17、本村海里選手の姿が。

Q何の作業中?
■本村海里選手
「頼まれたインデックスを作っています。普段は事務作業をしています」

熊本県外出身の選手も全員、水俣市に住民票を移してサッカーを続ける水俣ユニオン。その思いに賛同した地元企業10社が選手を雇用しています。

■興南電気 平松大祐代表取締役
「クラブから紹介を受けて入社していただきました。水俣をどんどん盛り上げてほしい。プロチームを目指しているということで、期待を持ってみんなで見守っている」

本村選手は、毎日午前8時から午後3時まで勤務した後、サッカーで汗を流しています。

■本村海里選手
「サッカーで時短勤務になるけど、それでも協力してくれて、(仕事が終わる)時間になると『時間だよ』と教えてくれる優しい皆さんです」

4月に始まる九州女子サッカーリーグ2部での戦いに向けて、今は新メンバーとの連携プレーの確認に力を入れています。

■山本香月主将
「高卒の選手もいれば、他チームに在籍していた選手もいて、プレースタイルが違うので合わせるのは大変」

それでも、日に日にチームのレベルが上がっているのを実感しています。

■山本香月主将
「去年より良いチームになっていると思う。圧倒的な強さで勝ちたいけど、県リーグとはまた違った強さなので全勝が目標」

九州女子サッカーリーグは4月27日午後1時からエコパーク水俣陸上競技場にて開幕戦が行われます。

最終更新日:2025年3月24日 10:42
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