古豪復活なるか “強打と巧打” 武器にインターハイ目指す 長崎日大ソフトテニス部男子《長崎》
去年、秋の県大会を制した長崎日大高校のソフトテニス部男子。
勢いに乗って、41年ぶりとなる県高総体優勝を目指します。
力強いショット。そして相手を揺さぶる 巧みなプレーが持ち味です。
長崎日大高校「ソフトテニス部 男子」。
部員は現在、1年生と2年生あわせて23人。
去年の夏に3年生が引退したあと、新チームで挑んだ11月の県高校団体選抜大会では見事、優勝。
今年3月の九州大会出場を決めました。
(キャプテン 宮原 陸 選手(2年))
「1年生が去年に比べて多く入った。雰囲気も良くなって、いい感じで部活ができている」
チームを引っ張るのは、キャプテンの宮原陸 選手と副キャプテンの林田晴彦 選手の2年生コンビ。
キャプテン宮原選手の持ち味は、コートのスペースを最大限に活用して相手を揺さぶる、巧みなボールさばきです。
(キャプテン 宮原 陸 選手(2年))
「コートで空いているところを狙って打って、自分の得点にしていくことを意識している」
副キャプテンの林田選手はというと、破壊力のあるショットが武器です。
(副キャプテン 林田 晴彦 選手(2年))
「ここぞという時の思い切りが、自分の強み」
2人は県中総体で対戦したことがあるライバルでしたが、進学した長崎日大ではダブルスを組み、去年の県高総体ではベスト8進出。インターハイにも出場しました。
(副キャプテン 林田 晴彦 選手(2年))
「スマッシュもボレーも全部コースがよくて、いつも頼りになる」
(キャプテン 宮原 陸 選手(2年))
「大事な時にいいボールを打ってくれるので、助かっている」
今では互いに信頼を置く、大事なパートナーです。
約20年もチームを率いるのは、自身もインターハイの出場経験がある塩田 孝博監督 44歳です。
(塩田 孝博監督)
「ボールに意志を伝えないといけない。明確にここに落とすとか、ここにたたくとか…」
おととしの県高総体では、ダブルスを制した長崎日大。
去年の4月には、中学時代に県大会で上位の成績を誇った選手が加わり、全国の舞台で戦えるメンバーが揃いました。
(松尾 寛斗選手(1年))
「(先輩たちに)負けることがたくさんあるが、先輩とか関係なく(試合では)挑みたい」
(塩田 孝博監督)
「選手層は明らかに厚くなっていると思う。“古豪復活” となるように頑張っている」
新たなシーズンに向けて好スタートを切ったチームが目指すのは、県高総体での41年ぶりの優勝。
そして、団体戦でのインターハイ出場です。
(キャプテン 宮原 陸 選手(2年))
「チーム全体を引っ張って、去年できなかった団体戦優勝をかなえられるよう頑張りたい」