2023ニュース総決算「スポーツ」 大舞台で活躍した県勢選手たち オイシックスアルビBCはプロ野球ファームリーグ参加へ《新潟》
2023ニュース総決算、今回は「スポーツ」についてお伝えします。大舞台で快挙を成し遂げるなど県勢の活躍が光った1年でした。またオイシックス新潟アルビBCはプロ野球ファームリーグへ参加することになりました。
ラグビーワールドカップ稲垣選手
まずは2023年に日本中を熱狂させたラグビーワールドカップです。新潟市秋葉区出身の稲垣啓太選手。日本代表として3度目の大舞台に挑みました。
稲垣啓太選手
「勝たなければ次には進めない。いまその刀を振るときだと思っています」
パブリックビューイング会場はジャパンカラーの赤と白に染まりました。
稲垣選手の父 稲垣工さん
「新潟の声援は届いていると思います」
その稲垣選手。持ち前の運動量を生かしてチームのために体をはります。日本代表は2勝を挙げたものの1次リーグで敗退。決勝トーナメント進出には届きませんでしたが、日本ラグビーの実力を世界に示しました。
バスケットボールワールドカップ富樫選手
こちらも熱かった!バスケットボール日本代表「AKATSUKI JAPAN」。チームを牽引したのは、キャプテンで新発田市出身の富樫勇樹選手です。富樫選手の3ポイントシュートに県内からも大きな歓声が上がりました。強豪との激闘の末、日本は48年ぶりに自力でオリンピックの出場権を獲得しました。
地元に凱旋した富樫選手。子どもたちを招いてバスケ教室を開きました。試合の開始早々、その実力を披露します。ワールドカップでも見せた華麗なパスに…スリーポイント!囲まれてもドリブルで翻弄。
参加者
「富樫選手のボールを取りに行ったけど取れなかった…うますぎて」
富樫勇樹選手
「ワールドカップ以上の結果を目標にやっていければなと思うので、パリ五輪まで1年もない中なのでしっかりケガをせずにこの1年間成長していければなと思います」
ふるさとからのエールを糧に富樫選手の次なる挑戦が始まります。
バスケ開志国際が初優勝
この中から、未来のバスケ界を背負う選手が出るのでしょうか。全国の強豪校が競うトップリーグに開志国際が出場。強豪を退け、初優勝を飾りました。
バレーボール中之口中学校が快挙
大谷アナ
「見てくださいこの身長差。身長、何センチですか?」
岩田選手
「188センチです」
番組では数々のブロックを撃ち抜いたそのスパイクを披露してもらいました。最高到達点は3メートル30センチ!未来の日本代表へさらなる飛躍が期待されます。
ビッグネーム加入
サッカー、アルビレックス新潟は6年ぶりとなる“J1”の舞台。スタイルを貫き充実の戦いを見せました。エース・伊藤涼太郎選手のハットトリック、大けがを乗り越えた高木善朗選手の完全復活、守護神・小島選手のスーパーセーブも光りました。来年はどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。
一方、女子のアルビレディース。ビッグネームの加入に沸きました。元なでしこジャパンの川澄奈穂美選手です。加入してすぐに行われたWEリーグカップでは、決勝の舞台へ。ダイレクトシュートに、狙いすましたパス。頂点にはあと一歩届きませんでしたが、今後のタイトル獲得へ期待が膨らみました。
活躍はフィールドの外でも
川澄選手の活躍はフィールドの外でも。
新潟県警 秋葉警察署 生活安全課 関根課長
「制服が非常にお似合いです」
川澄選手
「ですよね、ユニフォームより似合っているかもしれない」
関根課長
「ぜひ新潟県警に」
川澄選手
「早めに引退して…(笑)」
特殊詐欺への注意を呼びかけてもらおうと1日警察署長に就任しました。
川澄選手
「特殊詐欺に注意してください!家族と話そう、おー!」
その発信力が来年も楽しみです。
プロ野球ファームリーグ参加へ
新潟の野球界に新たな風が吹きました。
「新球団名は、オイシックス新潟アルビレックスベースボールクラブです」
アルビBCはクラブの名称を新たにして来シーズンからプロ野球2軍・ファームリーグに参加します。イースタンリーグに加わるオイシックス新潟アルビBCは、巨人や楽天などと対戦します。
バットは何本必要ですか?
こちらはオイシックス新潟アルビBCの球団職員とメーカーとの商談のひとコマ。これまでは選手1人あたり年間15本のバットを支給してきたといいますが…。
メーカー
「ファームの選手が普通に1年間やったとした場合でやっぱり40、50本は平気で行きます」
オイシックスアルビBC 職員
「40、50本。ちょっと恐ろしいなぁ」
“第2章”へ…急ピッチで準備を進めています。
来シーズンに向けて新戦力として23人の選手の入団が決まりました。
新入団 薮田和樹投手
「来シーズンの目標としては“チームトップ”を掲げました。目に見える勝利数や投げるイニングなどいろんな意味でチームに貢献できるようにしたい」
元広島の薮田和樹投手です。2017年には15勝を挙げ、最高勝率のタイトルを獲得しています。またドラフト1位で阪神に入団した高山俊外野手など、プロ野球出身の7人の選手の入団が決まりました。新潟に誕生したプロ野球チーム。相乗効果が期待されます。
オイシックス新潟アルビレックスBC 橋上秀樹監督
「高いレベルの野球を新潟の方々に見ていただく機会が増えると思います。それが新潟県全体の野球のレベルの向上につながるのかなという思いであります」
2023年、県勢が躍動したスポーツ界。2024年はどんな勇姿を見せてくれるのでしょうか。
2023年12月19日「夕方ワイド新潟一番」放送より