【親子で挑む女子相撲】小学生の女子相撲で日本一に かつて全国優勝した父親と稽古に励む 将来の目標は選手権優勝 岩手県盛岡市
特集です。2023年、小学生の女子相撲で日本一に輝いた中学生1年生が盛岡にいます。かつて相撲で全国優勝した経験を持つ父親と稽古に励む姿を、今野記者が取材しました。
まわし姿で力強い動きを見せる少女。盛岡市立渋民中学校1年の、竹田心幸さんです。
心幸さんは2024年2月、女子相撲の全国大会「ドリームガールズ杯」の小学6年生・軽量級でライバルを倒し優勝。このほかにも、去年、全国大会で準優勝2回、中学生になってからも東北大会で優勝や入賞を勝ち取っています。
竹田心幸さん(12)
「やっぱり勝ったときとか優勝した時にもっと頑張ろうと思います」
心幸さんが本格的に相撲を始めたのは小学1年生のころ。父・勇人さんに誘われたのがきっかけでした。
勇人さんは大学生のときに体重別選手権で全国優勝し、現在は盛岡で相撲を指導しています。心幸さんは、勇人さんに一から相撲をたたきこまれました。
父・勇人さん(49)
「(心幸さんは)器用ではないが内なる闘志というか負けず嫌いなところは表には出さないんですけれどもあるみたいですね」
女子相撲の全国大会は体重別で行われるため、スピードと技が重要です。
日々、勇人さんときつい稽古に励む心幸さん。
この日はぶつかり稽古で勇人さんのズボンが破けてしまいました。
父・勇人さん
「破けた?」
心幸さん
「(父親について)スノーボードとか行ったりするし、相撲の押し合いもしたりする練習の時は厳しいです」
道場には小学生の子どもたちもいます。心幸さんは練習相手になるなど、小さな子たちにとって目標になるお姉さん的存在です。
中学生になりひとつ上の階級で戦うことになった心幸さん。これまで以上にスピードと技を磨かなければいけません。
心幸さん
「みんなから目標とされる選手になりたい。世界選手権に出て優勝したいです」
全国大会に出場する心幸さん。勇人さんと二人三脚で、さらなる飛躍を目指します。