サッカーのAFCチャンピオンズリーグ（ACL）東地区グループステージ第5節を翌日に控え、ヴァンフォーレ甲府と対戦するメルボルン・シティ（オーストラリア）の監督や選手が28日、試合会場の東京・国立競技場で記者会見と公開練習に臨みました。

甲府とメルボルンは9月の第1節で対戦。甲府にとってのアウェーゲームは0-0の引き分けとなり、甲府は歴史的な勝ち点1を手にしました。両クラブは4試合を終えてともに勝ち点7。総得点で1上回る甲府が首位に立ちますが、29日の試合の勝者は他クラブの結果次第でグループステージ突破が確定する可能性があります。

アウレリオ・ヴィドマー監督は現在J1の広島で2季プレーした元オーストラリア代表FW。国内リーグで不振が続くメルボルンの監督に11月に就任したばかりです。甲府について「守備の組織、攻撃の組織がしっかりしている」と評価。警戒すべき選手について問われると「特にストライカーには警戒したい」と答えました。さらに「両クラブにとってとても重要な試合になることは間違いない。勝ち点7の強豪同士の戦い。タフな試合になることが予想される」と話しました。

前回対戦でフル出場したMFスティーブン・ウガルコビッチ選手は「前回対戦で素晴らしい守備組織を作り、ハイプレッシャーでコンパクトな守備をした」と甲府の堅守を警戒。「そこをどうやってかいくぐり、前進するかに懸かっている」と話しました。

メルボルン戦は29日午後7時にキックオフされます。