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「電車の窓にも切り込みが…」 “繊細なメモ”を『文具女子博』で発見 印刷会社の技術光る文具

2023年12月15日 22:35
「電車の窓にも切り込みが…」 “繊細なメモ”を『文具女子博』で発見 印刷会社の技術光る文具
『文具女子博 2023』を後藤楽々キャスターが取材
これまで40万人以上を動員した文具の祭典『文具女子博』。今年は神奈川・横浜市にあるパシフィコ横浜で、17日まで開催されています。7万点以上のアイテムが並ぶ中、文具会社ではない“印刷会社発”の文具に注目しました。

今年のトレンドを文具女子博実行委員会の大山真央さんに聞いてみると、「最近多いのが、印刷会社から出ている文具。印刷会社ならではの技術を使った紙もの・ペーパーアイテムが結構増えてきています」と回答。年々、印刷会社のブースは増加しているといい、今年は10社が出店しました。

■“新しいノート体験”ができるエコな文具

まず訪れたのは、印刷会社・研恒社が手掛ける文房具ブランド・SlideNote & kaku souvenirのブース。注目は、『SlideNote(スライドノート)』(A4サイズ・2222円)です。一見普通のファイルに見えますが、ポイントはファイルの背中の部分についているスライドフレームです。ファイルの中に自由に紙を入れ、このフレームをスライドさせることで、中に入れた紙がしっかりと固定。紙1枚から、自分だけのノートが作れるアイテムです。

ルーズリーフのように紙に穴を開ける必要もなく、会社で余った裏紙を挟んでノートにすることも可能。印刷会社ゆえに大量に廃棄された紙を見てきたことから、余った紙を再利用するのに役立つ文具を開発したといいいます。

■「どうしても欲しくて」東北からの来場者も 印刷会社の技術光るメモ

そして、一際にぎわっていたのが、100年以上続く印刷会社・マルモ印刷のブース。来場者の中には「どうしても欲しくて、東北からきょう新幹線で来ました」という人もいました。

そんなマルモ印刷での注目が、『シルエットメッセージパッド』(50枚入り・495円)です。見た目は普通のメモパッドですが、よく見てみると1枚1枚に“繊細なカット”が施されています。

型抜き加工された“切り込み”部分を立ち上げてみると…。メモの上に“電車”が出現。窓やパンタグラフなど、細かい部分にまで繊細な切り込みが入れられていました。

さらに、光を当てると影が出て、情緒を感じさせるメモパッドに。印刷と繊細なカットを同時に行える、印刷会社ならではの技術がアイテムにいかされていました。

文具女子博実行委員会の大山さんは、「友達とか会社の方に渡すと反応が返ってきたりするので、コミュニケーションツールに使えるところも(文具ファンに)刺さっているんじゃないか」と、人気の理由を分析していました。

(12月15日放送『Oha!4 NEWS LIVE』より)

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