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山田尚子監督『きみの色』 上海国際映画祭で栄冠 金爵賞アニメーション最優秀作品賞を受賞

2024年6月23日 22:40
山田尚子監督『きみの色』 上海国際映画祭で栄冠 金爵賞アニメーション最優秀作品賞を受賞
上海国際映画祭の授賞式でトロフィーを受け取る山田尚子監督 (C)2024「きみの色」製作委員会
『映画けいおん!』や『聲の形』などで知られる山田尚子監督の最新作『きみの色』が22日(現地時間)、第26回上海国際映画祭で金爵賞アニメーション最優秀作品賞に輝いたことが発表されました。

作品の公式サイトによると、山田尚子監督は2011年に公開された『映画けいおん!』で長編映画初監督を務め、『第35回 日本アカデミー賞』で優秀アニメーション作品賞を受賞。2016年に公開された映画『聲の形』は、フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門に入選するなど、海外でも評価されました。何気ない日常をみずみずしく描き、現在アニメーション界で注目されている監督の一人です。

■人が「色」で見える高校生の“音楽×青春”ストーリー

山田監督の最新作『きみの色』(8月30日 全国公開)は、人が「色」で見える高校生のトツ子が美しい色を放つ少女・きみ、音楽好きの少年・ルイとバンドを組み、友情や恋に揺らぐ姿を描いた物語。トツ子役を鈴川紗由さん(18)、きみ役を髙石あかりさん(21)、ルイ役を木戸大聖さん(27)が務め、トツ子、きみ、ルイの3人を導く物語のキーマン・シスター日吉子役を新垣結衣さん(36)が演じています。

上海国際映画祭で金爵賞アニメーション部門に出品されていた『きみの色』。現地時間19日のプレミア上映を経て、22日の夜に行われた授賞式で、アニメーション最優秀作品賞にあたる『金爵賞アニメーション最優秀作品賞』を受賞すると、山田監督は驚きの表情を見せました。

壇上でトロフィーを受け取り、「まさか賞をいただけると考えてなかったので、なにも考えてなかった」と戸惑いながらも、「アニメーションは素晴らしい力を持っていると思います。これからも世界中に向けて、たくさんのアニメーションを作っていけたらと思っています。素晴らしいお仕事を一緒にできたスタッフの皆さんに感謝しています。これからもよろしくお願いします」と、スピーチしました。