坂本龍一さん一周忌 最後に語ったメッセージ公開 ピアノソロコンサート映画で語る
長編コンサート映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』のポスタービジュアル (C)KAB America Inc. / KAB Inc.
世界的音楽家の坂本龍一さん。最後のピアノ・ソロ演奏を記録した長編コンサート映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』(5月10日全国公開)の公開を前に、坂本さんが最後に語ったメッセージが一周忌を迎える本日28日に公開されました。
映画の撮影が行われたのは坂本さんが亡くなる約半年前の2022年の9月。公開された映像には「2020年の6月にがんであることが分かり、表立った活動はしておらず現在も治療を続けています」と自らの状況を報告。そして「かなり体力も落ちてしまって、通常のコンサートは難しいんですよね。今回は1曲ずつここで撮影して編集し、一つのコンサートとして発表することにしました」と経緯を明かしています。
また、撮影場所となったNHKの509スタジオについて「40年前かな、NHK‐FMの番組を担当していた時に毎週のように来ており、このような大きなスタジオは特別な時にしか使えませんでしたが、(509スタジオは)とっても音が良いんですね、何度も録音したことがありますが、ここを今回特別にお借りすることができました。通常のコンサートのように楽しんで頂けたら。それでは、Enjoy!」と締めくくりました。