ダイエー社長に丸紅・桑原氏、西見氏退任へ
経営再建中の大手スーパー「ダイエー」は25日、業績悪化を受けてトップを交代する人事を発表した。
ダイエー・西見徹社長は、業績悪化の責任を取って退任することを発表した。新しい社長には、5月の株主総会での承認を得て、筆頭株主である「丸紅」桑原道夫副社長が就任する。
ダイエーは、丸紅、「イオン」からの出資を受けて経営再建を進めており、07年の下期以降、売り上げ、客数とも増加に転じるなど一時は回復の兆しを見せた。しかし、08年のリーマンショックをきっかけに売り上げが減少し、09年度の通期決算では営業赤字となる見通し。
次期社長の桑原氏は「今がまさに正念場」と話し、引き続き、再建を目指す考えを示した。