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イオン、コメ生産参入へ 農地バンク活用

2014年10月7日 13:24
イオン、コメ生産参入へ 農地バンク活用

 流通大手のイオンが、政府が推し進める「農地バンク」を活用し、コメの生産に参入することが明らかになった。

 「農地バンク(農地中間管理機構)」は、農地の貸し借りを仲介する機関のことで、耕作放棄地や分散した農地を農家から借り上げ、集約した農地を農業に新たに参入する大企業などに貸す。イオンは子会社のイオンアグリ創造を通じて、年内に埼玉県の農地バンクと契約し、羽生市で11ヘクタールの水田を借りる。水田では、埼玉県のブランド米「彩のかがやき」を中心に栽培し、2015年秋には約60トンの収穫を目指している。収穫したコメは、埼玉県内にあるイオンの店舗で販売される予定。

 政府は、こうした農地バンクの活用を農業強化策の一つとして掲げており、今年度は約300億円の予算を確保している。

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