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北、輸出用船舶を自国籍に戻している可能性

2010年3月13日 14:47

 北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁決議による船の検査を逃れるため、輸出に使う船舶の多くを自国籍に戻している可能性があることがわかった。

 国連の制裁決議は北朝鮮の武器の輸出を全面的に禁じており、必要な場合、北朝鮮の船舶に貨物検査を求めることができる。しかし、公海上での検査には船舶が登録されている国の同意が必要なため、北朝鮮は検査を逃れるために、外国に登録していた船を自国籍に戻している可能性があるという。

 北朝鮮の武器輸出をめぐっては、化学兵器関連の防護服が韓国で押収されたほか、南アフリカやタイでも武器弾薬が押収されており、国連の制裁決議違反は去年だけで5件に上っている。