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全人代閉会、政府活動報告などを採択 中国

2010年3月14日 15:52

 中国の国会にあたる全人代(全国人民代表大会)が14日、10日間の日程を終え、閉会した。

 北京で開かれていた全人代は14日に最終日を迎え、8%前後の経済成長の維持と輸出主導から内需主導への転換を盛り込んだ政府活動報告などを採択し、閉会した。

 今回の全人代では、急成長の影で拡大する格差の是正も焦点となり、全人代代表の選出方法について都市と農村の住民の選挙権を平等にする改正選挙法が採択された。また、公務員の汚職の実態を指摘した最高人民検察院の活動報告には、反対や棄権など2割の批判票が投じられ、中国政府内でまん延する腐敗への不満が示された。