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モスクワ地下鉄脱線 職員2人を拘束

2014年7月16日 21:04

 ロシアのモスクワの地下鉄で列車が脱線し、180人以上が死傷した事故で、捜査当局は16日、線路のポイントの一部が壊れたことが原因だったと発表し、安全管理を怠った疑いで地下鉄公社の職員2人を拘束した。

 この事故では、これまでに22人が死亡し、ケガ人は161人に上っている。事故原因を調べている連邦捜査委員会は16日、線路を切り替えるポイントを固定するワイヤが壊れたことが脱線の原因になったと発表した。このポイントは5月から設置工事が行われていたということだが、捜査委員会は「工事が適切に行われていなかった」として、安全管理を怠った疑いで工事を監督していたモスクワ地下鉄公社の職員2人を拘束した。今後、公社の上層部の責任も追及する方針。