スコットランド自治政府の首相、辞任を表明
イギリス北部のスコットランドで独立の賛否を問う住民投票を先導した自治政府のアレックス・サモンド首相が19日、独立が退けられたのを受け、辞任を表明した。
サモンド首相は2004年からスコットランド民族党の党首を務め、2011年の選挙でスコットランド議会で過半数の議席を獲得。イギリスからの独立の賛否を問う18日の住民投票実施にこぎつけた。
賛成が過半数に届かずイギリスにとどまることになったものの、キャメロン首相に自治権の拡大を約束させた。
辞任の理由についてサモンド首相は、「可能性を感じさせる状況のなか、新しいリーダーシップがスコットランドにとって有益だ」としている。