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韓国「THAAD」配備場所決定 中国反発

2017年2月28日 16:16

 韓国政府は、北朝鮮の脅威に対応するための迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備場所を、28日に正式に決定した。配備に反対する中国は、激しく反発している。

 韓国国防省は、「THAAD」の配備場所として、韓国のロッテグループが南部の星州に所有するゴルフ場を選定し、28日にロッテと土地の提供に関する契約を結んだ。韓国政府は、今年中の配備にむけてアメリカ側と手続きを進めることにしていて、韓国メディアは早ければ6月にも配備が完了するとの見通しを報じている。

 一方、中国の内陸部などが「THAAD」のレーダーの探知範囲に入ることから、中国は猛反発している。中国外務省は、27日に報復措置をとる考えを表明。中国共産党系のメディアも「韓国を処罰すべき」とした上で韓国製品のボイコットや韓国旅行の自粛を呼びかけている。