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ロシア反政府武装勢力、拠点を置くウクライナから“越境攻撃”

2024年3月13日 3:21
ロシア反政府武装勢力、拠点を置くウクライナから“越境攻撃”

ロシアの反政府武装勢力が12日、拠点を置くウクライナからロシアに越境攻撃を行ったと発表しました。今週15日からのロシア大統領選を前に、世論への揺さぶりを狙ったとの見方も出ています。

ウクライナを拠点に活動するロシアの反政府武装勢力「ロシア自由軍団」は12日、ウクライナと国境を接するロシアのクルスク州に侵入したとする映像をSNSに投稿しました。

これに対し、ロシア国防省は「国境地帯への侵入を阻止した」と主張しました。

またロシア軍によりますと、ロシア各地では12日、ウクライナによるとみられる無人機による攻撃があったということです。攻撃により西部のベルゴロド州では、市役所の看板が壊れるなどの被害が出たほか、西部オリョール州では石油備蓄施設で火災が発生しました。

ロシアでは15日から17日にかけて、プーチン大統領が再選を目指す大統領選が行われる予定で、一連の攻撃はウクライナがロシア市民の反戦ムードを高め、世論への揺さぶりを狙った可能性もあります。