プロレスといえば、レスラー同士が激しくぶつかり合い、様々な攻撃を繰り広げる。しかしこの日、アメリカで行われた試合は何かが違っていた。レスラー同士の間には、なぜか“空間”。止めに入ったレフェリーは、メジャーを取り出す。いったい、どうしたのか？

◆取っ組み合う２人の間に…空間

実況「相手を絞めにかかるか…強い絞め技！！」

険しい表情で取っ組み合う２人の間には、なぜか“空間”が。相手に向かってジャンプ！も、２人の間には、また微妙な空間。一体、彼らは何をしているのだろうか。

会場では、リングへ繰り返し響く「６フィート（約１．８メートル）」の声。ようやく白熱してきたかと思いきや、なぜかレフェリーが止めに入る。取り出したのは、メジャー。

実はこの試合、レスラー同士が常に約１．８メートル離れていなければならないというルール。

◆いすを投げようとしたら…

さらに、いすを投げようとしたレスラ－が、止められた。理由は……

実況「これはやらなければならない、“消毒”」

投げる前にいすを消毒しなければならないという。

地元スポーツメディアによると、新型コロナウイルスの影響で接触を避けるよう呼びかけられる中、相手に触らず試合をすることになったという。