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米海軍艦艇の廃水投棄 日本の請負業者起訴

2021年2月18日 22:48

アメリカの司法省は17日、アメリカ海軍の艦艇から出る廃水を不正に投棄していたとして、日本の請負業者が起訴されたと発表しました。

司法省によりますと、詐欺などの罪で起訴されたのは、アメリカ海軍と廃水処理の業務委託契約を結んでいた神奈川県横浜市の「関東砿産」の今橋聡二郎代表取締役ら3人です。

起訴状によりますと、関東砿産は2007年頃から2020年頃まで、横須賀、佐世保、沖縄のアメリカ海軍艦艇から排出される油などを含んだ廃水の処理業務を請け負っていましたが、適切に処理することなく、海洋に投棄していた疑いがあるということです。契約は総額でおよそ1億2000万ドル、日本円で127億円にのぼるとしています。

司法当局は声明で「環境保護を目的とした契約の義務を意図的に怠った」と主張しています。

関東砿産は起訴について、「事情が把握できていないため、現時点でのコメントは差し控えたい」としています。