中国、ソニー広告“国家の尊厳損ねた”罰金
中国当局はソニーの中国法人に対し、日中戦争の発端となった盧溝橋事件が起きた7月7日に新製品を発表するとの広告を出して国家の尊厳を損ねたとして、およそ1700万円の罰金を科したと発表しました。
中国メディアによりますと、ソニーの中国法人は今年6月、7月7日の夜に新製品を発表するとの広告を出しました。この日は84年前、盧溝橋事件が発生した日にあたることから、中国のネットユーザーなどから批判の声があがったため、ソニー側は広告を削除し「不適切で誤解とご迷惑をかけた」と謝罪のコメントを発表していました。
しかし中国当局は、12日付でソニーの中国法人に対し、国家の尊厳や利益を損なう広告を出したとして100万元、日本円でおよそ1700万円の罰金を科したと発表しました。