大阪維新が圧勝した大阪府知事と市長のダブル選挙から一夜が明け、２３日朝、当選者の代理人に対し当選証書が渡された。

　大阪ダブル選挙では、いずれも大阪維新の会の松井一郎さん（５１）と、吉村洋文さん（４０）が自民推薦の候補らを大差で破った。一夜明け、それぞれの代理人が当選証書を受け取った。

　有権者「住民によく耳を傾けて市の政治をやってもらいたい」「維新の政策をこのまま続けてほしい。やっぱり改革してほしいと思った」「（Ｑ．市長が橋下氏から吉村氏に）一緒やろ結局は。知事も市長もみんな橋下さんの傀儡［かいらい］（言いなり）、ちゃう？」

　一方、市長選で敗れた自民党推薦の柳本顕さん（４１）は、２３日朝、街頭に立ち、支援に対する感謝とお詫びを述べた。

　柳本氏「私自身の力不足もあり、そして情報発信力の不足もあって皆様方の十分なご理解をいただくことができなかった。大変申し訳ない気持ちでいっぱい」

　知事と市長ともに大阪維新の会が勝利したことで、大阪都構想への再挑戦や橋下新党の今後の運営にも弾みがつくことが予想される。その一方で、足元の大阪府議会と市議会で維新は過半数に届いておらず、今回、自主投票だった公明党の協力が不可決となる。

　公明党大阪府本部・佐藤茂樹代表「ダブル選挙の結果が出ましたので新しい知事、市長と話し合いの場を持って、現実的に大阪を前進させていくような議論をさせていただきたい」

　松井知事の２期目は今月２７日から始まり、初当選した吉村さんは来月１９日に大阪市長に就任する。