中曽根元首相 海洋安全保障で新機構を提言
中曽根元首相は16日、都内で行われたシンポジウムに出席し、アメリカや東アジアの各国が、海洋安全保障について情報交換を行う新たな機構を創設することを盛り込んだ提言を発表した。
中曽根元首相が発表した提言には、中国が南シナ海などで海洋進出を強めていることを念頭に、日本やアメリカ、ASEAN諸国などが、海洋の安全保障の情報を共有するための機構を創設することが盛り込まれている。
中曽根元首相「アジア太平洋地域の安定繁栄を確保するためには、関係国が相互の信頼協力関係を強化しつつ、相違があれば、法とルールに基づき平和的に解決をはかっていくことが不可欠」
また、「不信感や緊張を増幅する一方的な行為を自制する必要がある」として、中国の海洋進出をけん制している。