北朝鮮で長距離弾道ミサイルの発射に向けた兆候があることを受け、岸田外相は１日、韓国の尹炳世外相と電話で会談し、緊密に連携していくことを確認した。

　電話会談は約４０分間行われた。北朝鮮でミサイル発射に向けた兆候があることについて両外相は、日本と韓国、それにアメリカの３か国で協力していくことが重要との認識で一致した。

　会談後、岸田外相は「国民の安全安心のために万全を期していきたい」と強調した。

　政府は既に自衛隊に対し破壊措置命令を出している。ミサイルや破片が日本の領域に落下してきた場合、これを撃ち落とすためのもの。最近では２０１３年と１４年にも命令を出したが、その際にはミサイルは発射されなかった。