自民党の丸山和也参議院議員が１７日の参議院憲法審査会で、アメリカのオバマ大統領について「黒人奴隷の血を引いている」などと発言し、その後、発言について陳謝した。

　自民党・丸山和也議員「例えば、今アメリカは黒人が大統領になってるんですよ。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ、はっきり言って」

　１９世紀まで続いたアメリカの奴隷制を念頭においた発言だが、オバマ大統領の父親はケニアからの留学生で、事実と異なっている。

　また丸山議員は「例えば日本がアメリカの５１番目の州になることについて、憲法上どういう問題があるのか」とも発言した。

　丸山議員はその後の会見で、「誤解を与える発言をしてしまい大変申し訳なく思っている」と陳謝した上で、「議事録を精査した上で削除、修正したい」と述べている。