認可外保育所の増設 遺族が安全確保を訴え
政府は待機児童の対策として認可外保育所の増設を打ち出しているが、保育所で子供を亡くした遺族が事故のリスクが高まるなどとして、安全性を確保するよう訴えた。
政府は、待機児童の緊急対策として、企業の中に認可外の保育所を増やして受け入れ枠を増やす方針を示している。これについて保育所で子供を亡くした遺族が13日に民進党の会合に参加し、認可外保育所は保育士の配置基準などが緩いことなどを挙げ、「事故が増えてもおかしくない政策だ」などと苦言を呈した。
保育所で子供を亡くした女性「また同じ思いをするような方が出てこないように、何かできることはないかと今日ここにこさせていただいた」
民進党は、抜き打ちの検査ができるようにすることなどを求め、さらに提言を行う予定。
政府は、来月まとめる「ニッポン1億総活躍プラン」の中で、待機児童対策を柱のひとつとして打ち出すことにしている。