年金制度改革法案、衆院委員会で可決
年金支給額の上昇を抑えるため物価が上がっても、賃金が下がれば年金額の削減を可能にする法案が、民進党などが採決に強く抗議する中、衆議院の委員会で可決された。
年金制度改革法案は、衆議院厚生労働委員会で、反対する民進党などが委員長席に詰め寄る中で採決され、自民・公明・日本維新の会の賛成多数で可決された。
民進党などは、塩崎厚労相に対する不信任決議案の提出を検討するなど反発を強めている。
民進党・蓮舫代表「とにかく安倍内閣は、強行、強行、また強行。(審議は)わずか19時間です。19時間で国民の年金が3割カットされるリスクを誰が納得するのかと思います」
自民党・田村厚労委筆頭理事「年金カット法案だとか、また3割カット法案って、(民進党は)あえてレッテル貼りで、国民の皆さんに年金不安をあおると」
与党側は、法案の29日の本会議での衆議院通過を目指している。また、今国会で成立させるため、今月30日までの会期を延長する方針。
25日昼に安倍首相と会談した二階幹事長は延長幅について、「出来るだけ短くということになると思う」と述べた。